公開日 2023.09.15 更新日 2023.12.23

トイレから水漏れが起こる原因とは?対応策もあわせて紹介

トイレからの水漏れは、家庭の日常を一変させることがあります。
その原因となる箇所は意外と多いもの。
あなたのトイレがなぜ水漏れしているのか、そしてそれをどう対処すれば良いのか。
この記事では、トイレの水漏れの主な原因と、それを解決するための具体的な方法を分かりやすく解説します。
安心して、一歩一歩確実に水漏れ問題を解決していきましょう。

トイレに水漏れが起こる主な原因

このセクションでは、トイレの水漏れが発生する最も一般的な原因を詳細に探る内容となっています。
具体的には以下の4つの主要な原因を挙げています。

  • トイレタンクの部品が故障している:トイレタンク内の部品が劣化や故障することで、水の流れが止まらなくなったり、タンクからの水漏れが発生することもあります。
  • 給水管・止水栓の接合部分が劣化している:給水管や止水栓の接合部分が経年劣化することで、そこから水が漏れ出すことが考えられます。
  • ウォシュレットが故障している:ウォシュレットの故障や部品の劣化により、ウォシュレット部からの水漏れが発生することがあるのです。
  • 便器が破損している:便器に亀裂や破損が生じると、そこから水が漏れる可能性があります。

これらの原因を知ることで、水漏れの発生箇所や原因を特定し、適切な対処や修理を行うための手がかりとなります。

トイレタンクの部品が故障している

トイレタンクはトイレの使用に必要な水を供給するための重要な部分です。
しかし、長い使用期間や不適切な取り扱いにより、タンクの部品が故障することがあります。
以下では、タンクの部品が故障する主な原因と、それに対する対処法を詳しく説明します。

  • フロートバルブの故障:フロートバルブは、タンク内の水位を調整する役割を持っています。このバルブが故障すると、水位が正常に保たれず、水が溢れることがあるのです。
  • シールの劣化:タンクの底部にあるシールが劣化すると、水が漏れることがあります。
  • フラッシュバルブの不具合:フラッシュバルブが正常に閉じないと、タンクから便器への水の流れが止まらなくなります。
  • クラックや破損:タンク自体にクラックや破損があると、水が漏れることがあります。

トイレタンクの部品の故障は、日常の使用に影響を及ぼす可能性があります。
定期的な点検とメンテナンスを行い、早期に故障を発見し、適切な対処をすることで、トイレの長寿命化と快適な使用を保てるのです。

給水管・止水栓の接合部分が劣化している

トイレの水漏れの原因として、給水管や止水栓の接合部分の劣化が挙げられます。
この部分は、日常的に水の流れや圧力の変動にさらされているため、時間とともに劣化することが一般的です。

【劣化の主な原因】

  • 経年劣化:長年の使用により、ゴムやプラスチック製の部品が硬化し、劣化することがあります。
  • 水質:硬水や塩分が多い水を使用している地域では、部品の腐食や劣化が早まることが知られています。
  • 外部からのダメージ:物がぶつかったり、過度な力がかかることで、接合部分にダメージが生じることがあります。

【劣化のサイン】

  • 接合部分からの水滴
  • 給水管や止水栓の色の変化や錆
  • 水の流れが不安定になる

【対処法】

  • 定期的な点検:トイレの給水管や止水栓の接合部分は、定期的に点検し、異常がないか確認することが大切です。
  • 部品の交換:劣化が確認された場合、早めに部品を交換することで、大きな水漏れを防げます。
  • 専門家の意見:不安や疑問がある場合は、水回りの専門家に相談し、適切な対応を取ることが推奨されます。

ウォシュレットが故障している

ウォシュレットは、日常の生活において快適なトイレタイムを提供してくれる便利なアイテムです。
しかし、長く使用していると故障のリスクが増えてきます。
ここでは、ウォシュレットが故障している場合の主な原因と対処法について詳しく解説します。

【故障の主な原因】

  • 電源関連のトラブル:電源が入らない、または突然オフになる場合があります。
  • ノズルの不具合:洗浄水が出ない、または弱い場合が考えられます。
  • 温水機能の不具合:暖房便座や温水洗浄が機能しない場合があります。

もし上記の対処法で故障が解消しない場合、専門の業者に修理を依頼することをおすすめします。
長年の使用や部品の劣化など、専門的な知識が必要な場合があるからです。
定期的なメンテナンスと、早めの対応が大切です。

便器が破損している

便器が破損すると、水漏れや使用時の不快感が生じることがあります。
ここでは、便器の破損の原因とその対処法について詳しく解説します。

【便器の破損の主な原因】

  • 物理的な衝撃:落下物や強い力が加わった場合、便器が割れることがあります。
  • 経年劣化:長年の使用により、便器の材質が劣化し、微細なひび割れが生じることがあります。
  • 取り付けの不具合:便器の取り付けが不適切であると、不均一な力がかかり、破損の原因となることがあります。

【破損した便器の対処法】

  • ひび割れの場合:ひび割れが浅い場合は、専用の補修キットを使用して修復できます。しかし、深いひび割れや複数のひび割れがある場合は、便器の交換を検討する必要があります。
  • 割れや欠けの場合:便器が大きく割れている、または欠けている場合は、安全のために速やかに交換することをおすすめします。
  • 水漏れの確認:便器の破損が原因で水漏れが起こっている場合、水の出所を特定し、必要に応じて修理または交換を行います。

便器の破損は、日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
早めの対処と適切な手段を選択することで、安全かつ快適なトイレ生活を維持できるのです。

【部分別】トイレの水漏れを修理する方法

このセクションでは、トイレの異なる部分での水漏れの修理方法に特化しています。
具体的には、トイレタンク、給水管・止水栓、ウォシュレット、便器の4つの部分に関する修理方法を詳しく説明しています。
このセクションを通じて、読者は各部分の水漏れに対する適切な修理手順を理解し、効果的に水漏れを解決するための手段を学べるでしょう。

トイレタンク

トイレタンクの水漏れは、日常生活において非常に困る問題の一つです。
タンクの上部と下部、それぞれの修理方法を知っておくことで、早急に対処できるのです。

【タンクの上部の修理方法】



【タンクの下部の修理方法】


給水管・止水栓

トイレの水漏れは、給水管や止水栓の劣化・故障が原因で起こることが多くなっています。
以下に、給水管・止水栓の水漏れの修理方法を分かりやすく説明します。

【給水管の水漏れ修理】




【止水栓の水漏れ修理】



ウォシュレット

ウォシュレットは、トイレの便座に組み込まれた洗浄機能を持つ装置です。
このウォシュレットが水漏れする場合、その原因は多岐にわたります。
たとえば、ノズル部分の故障、内部の配線や部品の劣化、接続部分の不具合などが考えられます。

 

しかし、ウォシュレットの修理や水漏れの原因特定は、専門的な知識や技術が必要となるため、個人での修理は難しいと言われています。
とくに、電気部品や精密な機構が関わる部分の修理は、専門家に依頼することを強くおすすめします。
誤った修理を試みると、さらなる故障の原因となる可能性があるからです。
もしウォシュレットに水漏れやその他の問題が発生した場合は、安全を最優先に考え、信頼できる業者やメーカーのサポートセンターに相談することをおすすめします。

便器

トイレの便器からの水漏れは、家庭での水漏れの中でも特に困りものです。
便器からの水漏れが発生すると、床や壁に水が染み込み、最悪の場合、家の構造にダメージを与える可能性があります。
そこで、便器からの水漏れの原因と、その修理方法について詳しく解説します。

【便器のひび割れや破損】




【便器と床の接合部分の不具合】




【排水管の不具合】



トイレの水漏れ修理は業者に依頼したほうがよいのか?

トイレの水漏れは家庭での一般的な問題の一つです。
このような問題に直面したとき、多くの人々は自分で修理を試みることを考えるかもしれません。
確かに、自分で対応することで修理費用を抑えることができ、業者を探す手間も省けます。

 

しかし、その選択にはリスクも伴うのです。
まず、専門的な知識や経験がないと、修理中にケガをする可能性があります。
また、間違った修理方法を試みることで、水漏れの問題をさらに悪化させることも考えられます。
これは、結果的により高額な修理費用が発生する原因となる可能性があるのです。

 

そのため、安全かつ効果的な修理を行うためには、専門家の助けを借りることを強くおすすめします。
プロの業者は、水漏れの原因を正確に特定し、適切な修理方法を提供してくれます。
また、専門的なツールや機器を使用することで、安全に作業を進められるのです。
結論として、トイレの水漏れ修理に関しては、安全と効果的な対応を優先するため、専門の業者に依頼することをおすすめします。

水漏れ修理にかかる費用相場

トイレの水漏れ修理にかかる費用は、その原因や修理の範囲、業者によって異なります。
しかし、一般的な相場を知っておくことで、適切な料金での修理を依頼する手助けとなるでしょう。

 

トイレの水漏れの基本的な修理費用は、一般的に約10,000円~30,000円程度です。
これは、部品の交換や小さな修理を行う場合の相場です。
トイレタンクの部品やウォシュレットの故障が原因の場合、部品の費用が追加されます。
部品によっては約5,000円~20,000円の追加費用がかかることがあるからです。
便器の交換や給水管の大きな修理が必要な場合、費用は約50,000円以上になることも考えられます。

 

業者によっては初回診断料が無料のところもありますが、一部の業者では診断料として数千円を請求する場合があります。
また、24時間対応の業者や大手の業者は、料金が高めに設定されていることもあるのです。
修理を依頼する前に、複数の業者から見積もりを取ることで、適正な費用を確認できます。
最後に、水漏れの修理を依頼する際は、事前に業者とのコミュニケーションをしっかりと取り、予算や修理の範囲を明確にしておくことが大切です。

 

関連記事:トイレ水漏れの修理費用の相場とは?対処法も解説

水漏れの修理業者を選ぶ際に確認すること

水漏れの修理業者を選ぶ際には、以下の3つのポイントを特に確認することが重要です。

  • 実績
  • ユーザーからの評価・評判
  • 見積書の内訳

これらのポイントを考慮することで、適切な水漏れ修理業者を選ぶ手助けとなるでしょう。

実績

水漏れ修理業者を選ぶ際、最も信頼性のある指標の一つが「実績」です。
実績とは、業者がこれまでにどれだけの修理を行い、どれだけの顧客から信頼を得ているかを示すものです。

【実績を確認するポイント】

  • 修理件数
  • 修理の成功率
  • 長い業界歴
  • 取り扱いブランドの多さ

実績を確認することで、業者の信頼性や技術力を判断できます。そのため、業者選びの際には、公式サイトやパンフレット、口コミサイトなどで実績をしっかりと確認しましょう。

ユーザーからの評価・評判

トイレの水漏れ修理を依頼する際、業者の選び方は非常に重要です。
その選び方の一つの指標として、ユーザーからの評価や評判を参考にすることをおすすめします。
ユーザーの声は、業者の実際の対応や技術力を知る上での貴重な情報源となります。
過去の顧客がどのような経験をしたのかを知ることで、安心して業者を選べるでしょう。

【評価・評判の確認方法】

  • オンラインレビューサイト
  • SNS
  • 口コミ

すべての評価や評判が100%正確であるとは限りません。
極端に高評価や低評価のものは、他の情報と照らし合わせて判断することが重要です。

 

また、新しい評価や評判も定期的にチェックすることで、最新の業者の状況を把握できます。
ユーザーからの評価・評判を参考にすることで、トイレの水漏れ修理を安心して依頼できるのです。
適切な業者選びを心がけ、最良のサービスを受けることを目指しましょう。

見積書の内訳

見積書は、修理業者が提供するサービスの詳細とそれにかかる費用を明確に示す文書です。
これにより、依頼者は修理の内容や費用を正確に理解し、不明点や疑問点を業者に問い合わせられます。
以下は、見積書の主な内訳についての説明です。

【基本情報】

  • 修理業者の名前や連絡先
  • 依頼者の名前や住所
  • 見積もりの日付や有効期限

【修理内容】

  • 水漏れの原因や状況の詳細
  • 修理の手順や方法
  • 必要な部品や材料のリスト

【費用の詳細】

  • 各部品や材料の単価
  • 作業時間に基づく労務費
  • その他の費用

【合計金額】

  • 上記の費用の詳細を合計した金額
  • 付加価値税やその他の税金が含まれる場合、その詳細

【その他の注意事項】

  • 修理に関する保証期間や条件
  • 修理後のメンテナンスやアフターサービスに関する情報
  • その他、依頼者が知っておくべき重要な情報

このように、見積書は修理の内容や費用を透明にするための重要な文書です。
見積書を受け取った際は、内容をしっかりと確認し、不明点や疑問点があれば業者に問い合わせることをおすすめします。

トイレに関する豆知識

トイレに関する豆知識を「節水」と「掃除」の観点からQ&A方式でお答えしていきます。

Q.トイレタンクにペットボトルを入れると効果が有ると聞きますが本当ですか?

A.本当ですが、オススメしません
10〜20年前のトイレタンクの容量は1回あたりの大洗浄で約10〜17ℓ使用する物が多く効果的でした。
しかし現在は節水型のトイレタンクが多く構造も違う為、メーカーが適正量を計算した製品作りをしています。
もしそれ以上の節水を狙ってしまうとトイレ詰まりの原因になりかねませんので、そのまま使用される事が良いと思います。
トイレタンク内の部品調整でも節水効果が有る場合も御座いますので、一度ご相談ください。

Q.台所の蛇口の元栓(止水栓)を閉めると節水になりましたが、トイレも節水になりますか?

A.なりません
タンクレスを除き、タンク付き(ロータンク等)トイレは一定量の水を溜めて流す仕組みが一般的です。
元栓(止水栓)を閉めるとタンクの中に水を貯める時間が長くなるだけで節水に直接影響は出ないと考えられます。
なお、タンクに水が溜まり切って無い状態で使用するのもトイレ詰まりの原因になりますのでご注意ください。

Q.掃除をこまめにしているのに、便器の水溜まりの俗に言うサボったリング的な黒い汚れがしょっちゅう付きます。…解決策を教えてください

A.部品破損による汚れかもしれません。
トイレタンク内の点検・部品交換などをされてみてください。

Q.便器の水溜まりの底が黄色?茶色っぽくなって掃除しても取れません、原因は何でしょうか?

A.掃除しても取れないのであれば尿石の可能性があります。
洗浄レバーの“小”ばかりを使用されてませんか?
水量が少ない場合に汚れの付着で起こる現象ですので、尿石除去剤などでお掃除されてください。
市販の物で取れない場合は業務用も御座います、ご相談ください。

トイレ水漏れの原因と対応策

本記事では、トイレにおける水漏れの主な原因から、部分別の修理方法、業者への依頼の是非、修理にかかる費用相場、そして修理業者選びのポイントまで詳しく解説しました。
水漏れは放置すると大きなトラブルにつながる可能性がありますので、早めの対応が必要です。
適切な修理業者を選ぶ際には、実績やユーザーからの評価を確認し、見積書の内訳をしっかりと理解することが大切です。

 

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監修者

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北村 貴志

はじめまして!ジュゲム水道 代表の北村です。
水道業界にて13年以上、日本中の様々なお客様へサービスを年間約900件・累計10,000件以上提供させていただきました。
そして、より多くのお客様に喜んでいただきたい思いからジュゲム水道を創業。

事前に分かりやすく説明する事をモットーとしており、ご満足・ご安心いただけるサービスを提供しております。

『お客様の困った』を解決ができる会社を目指すべく、日々精進してまいります。


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