公開日 2023.11.22 更新日 2024.06.21

水漏れの修理費用の相場とは?業者の選び方も紹介

水回りのトラブルは突然訪れ、私たちの日常生活に大きな影響を与えます。とくに水漏れは、放置すると建物への損傷や修理費用の増大につながるため、迅速な対応が求められます。

しかし、一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか?この記事では、水漏れ修理費用の相場を箇所別に解説し、さらに水漏れが発生した際に適切な業者の選び方やコストを抑える方法についてもご紹介します。

自分で修理を試みる前に、知っておくべきポイントをしっかりと押さえましょう。

【箇所別】水漏れの修理費用の相場

 

蛇口や水道の近くで水漏れや漏水が見つかった場合は、最初に一時的な対策を施すことが重要です。

水漏れの修理コストは、発生した場所によって大きく変わることがあります。

以下に、さまざまな部位での修理にかかる費用の目安を示します。

部分 作業内容 修理費用
蛇口まわり パッキンの交換 約10,000~30,000円
洗面台下 配管の修理 約10,000~30,000円
トイレ 部品交換 約10,000円
浴室 部品交換 約10,000円
給湯器 部品交換 約1,000~5,000円

蛇口まわり

水道の蛇口からの水漏れは一般的な問題で、その多くはパッキンの経年劣化が原因となっています。

蛇口の修理費用はだいたい10,000円から30,000円の間で変動することが一般的です。

最も頻繁に遭遇する水漏れの原因はパッキンの摩耗であり、このケースではパッキンだけを交換することで問題が解決することが多いです。

修理の基本料金は約5,000円からスタートし、そこに出張料金や部品代(パッキンやカートリッジ等)が加わり、通常は総額で約10,000円程度になります。

 

または、蛇口が全体的に老朽化している場合には、蛇口全体の交換が必要になることがあります。

このタイプの作業にはだいたい10,000円から20,000円の作業料金がかかり、それに蛇口本体のコストが上乗せされます。

蛇口の選択肢は多岐にわたり、タイプや機能によって価格が大きく異なるため、新しい蛇口を選ぶ際にはその機能性と予算を慎重に検討することが重要です。

キッチンシンク下

キッチンや洗面所のキャビネット下からの水漏れはよくある問題で、修理コストは漏れの原因や被害の程度によって異なりますが、一般的には10,000円から30,000円の範囲での支出を見込むことが多いです。

とくにキッチンでは、シンク下の収納エリアに水が漏れ出すことが頻繁にあり、これは排水管やホースの損耗によるものです。排水管やホースが問題ない場合でも、排水栓自体が老朽化していることがあります。

排水栓やホースを新しくする必要がある場合、全体の交換が必要になることもあり、その結果、修理費用が上昇することがあります。

 

関連記事<<キッチンの水漏れの修理費用の相場はどのくらい?

洗面台下の水漏れ

洗面台下の水漏れは通常、配管の接続部分の問題から発生します。このような水漏れの修理費用は、キッチンエリアと変わらず、おおよそ10,000円から30,000円の範囲内で設定されています。

洗面台の下での水漏れ修理では、主に洗面器の下の収納スペースに至る水道管からの漏れが原因であり、これは大抵部品の劣化によるものです。

 

修理にあたっては、故障している部品の交換が必要ですが、最終的な修理費用は交換する部品の材質によって変動します。

たとえば、排水管を金属製から樹脂製へと変更する場合、修理費用が10,000円から20,000円ほど増える可能性があります。

 

関連記事<<洗面所の水漏れ修理にかかる費用は?業者を選ぶときのコツを解説

トイレの水漏れ

トイレの水漏れは、タンク内部の部品不具合や排水管の問題によって生じることが一般的です。タンク内には給水や排水を管理するさまざまな部品が配置されており、これらはそれぞれ特定の機能を持っているため、故障するリスクがあります。

トイレには便器への水の供給や遮断を担う止水栓が装備されています。止水栓のパッキンや給水ホースを交換するなどの基本的な作業で済む場合、修理費用は通常10,000円程度で収まることが多いです。

 

しかし、トイレや浴室には蛇口以外にも多数の水道部品があり、トイレ全体の部品が経年劣化している場合は、追加で他の部品も交換する必要が生じることがあります。

これにより、作業料金や部品代が加算され、総費用が増加することに注意が必要です。

トイレタンクの内部部品や、止水栓から便器に繋がる給水ホースなど、多岐にわたる部分からの水漏れの可能性があります。

トイレの修理や部品交換には、一般的に10,000円から20,000円程度の費用が見込まれます。

 

関連記事<<トイレ水漏れの修理費用の相場とは?対処法も解説

浴室の水漏れ

浴室内の水漏れは、配管の接合部やタイルの隙間からのものがあります。

とくに、蛇口やシャワーホースは水漏れが生じやすい部位になります。サーモスタット式の混合水栓、シャワーホース、バスタブのゴム栓は、浴室において水漏れを引き起こすことがある主な箇所です。

バスタブのゴム栓の水漏れは、交換が容易であるため、修理コストを低く抑えることができます。

 

また、温度調整機能を備えたサーモスタット混合水栓は、一般的な蛇口と比較して本体価格が高いため、交換が必要になった際の費用は30,000円から60,000円程度になることが多いです。

ただし、サーモスタット混合水栓の場合でも、パッキン交換だけで済む状況は珍しくなく、その際の修理費用は通常10,000円以下で完了することが多いです。

 

関連記事<<お風呂の水漏れ費用相場はどれくらい?使える助成金や業者の選び方も解説

給湯器の水漏れ

給湯器の水漏れは、機器の故障が原因で発生することがあり、場合によっては新しい給湯器への交換が必要になることがあります。給湯器での水漏れは、パッキンのような消耗部品の老朽化が一般的な原因です。

給湯器の寿命はおよそ8〜10年とされており、それを超えている場合は、給湯器自体の交換が必要になることも考えられます。

 

部品のみの交換が可能な場合は、部材費用が約1,000円から5,000円程度で済むため、修理費用を抑えることができます。

しかし、給湯器の本体を交換する必要がある場合は、本体の価格が加わるため、費用は大幅に上昇します。

給湯器の種類にもよりますが、一般的な追い焚き機能付きのモデルであれば、交換費用は100,000円から250,000円程度が見込まれます。

水漏れの修理費用が高くついてしまうケースとは?

料金が適正であるかを判断する際には、次のような状況下では費用が上昇する可能性があることを認識しておくことが助けになります。修理費用が高くなる主な理由を以下に示します。

 

関連記事<<水漏れで水道代が高くついたときの減額・免除のやり方

水漏れまわりの補修が必要

水漏れが原因で床や壁にダメージが発生した場合、それらの修復にも費用がかかります。水漏れの周囲は湿度が上昇し、腐食が進行していることがあります。

腐食が激しい部分の修理が必要になると、費用は自ずと上昇します。さらに、壁の内部や床下での水漏れは、調査や修理作業が複雑になりがちで、それに伴い料金も上がる傾向にあります。

そのため、提出された見積もりの詳細をしっかりと確認することが大切です。

材料費・部材費が必要

特定の部品や高品質の材料が修理に必要な場合、それらのコストが総費用に追加されます。特殊な部材を使用することは、費用が増加する原因となります。

修理が難しい、または製造が終了している部品が必要な場合、作業と材料の費用が上昇することがあります。必要な部品が特注や取り寄せになると、材料費が増えることもあり得ます。

予想外に修理費用が高いと感じたら、業者にその理由を尋ねることが大切です。

早朝や夜間に依頼する

修理が急を要する場合や、通常業務時間外、すなわち早朝や夜間、または祝日に作業を要請する際には、通常よりも高い料金が発生することがあります。

平日の標準的な営業時間に修理を行うことで、これらの追加費用を避けることが可能です。

 

とくに早朝や夜間、遠方での対応が必要な場合、標準料金に比べてコストが上乗せされることが一般的で、その追加料金は5,000円から10,000円程度が相場です。

不当に高い割増料金を請求する業者は利用しないようにしましょう。

水道業者を選ぶ際に押さえたいポイント

水漏れの修理を水道業者に依頼する際、適正な料金でサービスを受けるためには、次の要点をチェックすることが重要です。

見積もりが明瞭であるかを確認する

水漏れの修理を業者に依頼する際は、作業前に明確な見積もりを提出してもらうことが不可欠です。修理依頼時には、どの作業にどれくらいのコストがかかるかを事前に把握するようにしましょう。

とくに大掛かりな工事の場合、料金は大きく変動する可能性があるため、複数の業者から見積もりを取ることを推奨します。

もし業者が即座に契約を迫ったり、無断で作業を開始したりする場合は、不正な業者であるリスクがあります。

 

見積もりの詳細を確認できない場合は、作業の一時停止を求め、見積もりの内容をしっかりと確認することが大切です。

見積もりが完了したら、その内容を書面で受け取るようにしてください。

これにより、予期せぬ高額請求を避けることができます。

 

関連記事<<トイレつまり修理の悪徳業者に注意!被害実例と回避ポイントを解説

追加料金が発生するか確認しておく

修理に先立って、作業開始後に追加の費用が要求されないよう、契約する前にすべての料金を確定させることが大切です。

見積もりが出されたら、そこに含まれない費用が後から加算される可能性があるかどうかをしっかりと確認しましょう。

 

追加料金が必要になる状況やその費用の範囲を事前に把握しておくことは、透明性を保つ上で不可欠です。

さらに、提示された追加料金が適正であるかを他の業者の見積もりと比較検討することも、賢明な判断を下すためには必要です。

水道局指定の工事事業者か確認する

業者の信頼性を確認する一つの手段として、その業者が地方自治体の水道局によって認定された工事業者であるかを調べることが挙げられます。

どの業者に依頼すべきか迷った際は、水道局が認定している業者リストを参照するのが一つの方法です。

地域の水道局のウェブサイトには認定業者のリストが掲載されていることが多いので、そこで情報を得ることができます。

 

ただし、認定業者から選ぶ際も、料金体系をしっかりと確認し、見積もりを取ることが重要です。

万が一契約内容に問題が生じた場合、水道局が介入することはないため、最終的には自己の判断で信頼できる業者を選ぶ必要があります。

ユーザーからの評価・評判を見る

水漏れ修理サービスを選ぶ際、ユーザーからの評価や評判は、相場情報以上の価値を持ちます。

実際にサービスを体験した人々の声は、業者の信頼性を見極める上で非常に重要です。

 

とくに水漏れのような緊急を要する問題に対して、業者がどれだけ迅速かつ効果的に対応しているかは、レビューを通じてよく表れます。

これらの生のフィードバックは、公式の宣伝文句よりもずっと具体的でリアルな情報源となり、サービスの品質を判断する際の信頼できる指標になります。

複数社の見積もりを比べる

可能であれば、見積もりや出張料が無料の業者を選択することをお勧めします。修理業者を選定する際には、一社の見積もりに頼るのではなく、複数の業者から提案とコストを取り寄せ、それらを丁寧に比較することが賢明な判断です。

 

単一の見積もりでは、他の業者の価格設定やサービス内容との比較ができず、料金に対する疑問を解消することが難しいためです。

水のトラブルは緊迫感を伴うため、慌てて業者を選ぶと過剰請求の可能性があります。

 

一部の業者は、顧客が詳細な修理内容を理解していないことを利用して、不要なサービスを追加し、料金を不当に上乗せすることがあります。

見積もりを取る際には、作業費、出張費、部品代などのコストの内訳を透明にしてくれる業者を選ぶことが大切です。

水漏れの修理費用を抑える方法

水漏れの修理費用を節約するためには、いくつかの実用的な方法があります。以下の方法を取り入れることで、修理にかかる費用を抑えつつ、問題を迅速に解決することが可能です。

減免制度を利用する

水道料金の一部免除を受けるための自治体の支援制度が存在する場合があります。お住まいの地域の市町村公式サイトで詳細情報をご確認ください。

減額申請は、故意による水漏れでなく、隠れた箇所での設備問題が原因の場合に限られることが多いです。指定された修理業者による作業が必要な場合もあります。

漏水発覚から2ヶ月以内に手続きを行うと、減額の適用を受けられる可能性がありますが、自治体によって基準は異なるため、直接確認が必要です。

 

表面的な水漏れは自己の責任範囲内とされ、蛇口の漏れやトイレの故障を放置した場合などは自費での対応が求められます。

減額を申請する際には、修理が完了した証として、水道局から提供される申請書と、修理業者から発行される修繕証明書を提出するプロセスが必要です。

 

関連記事<<水漏れで水道代が高くついたときの減額・免除のやり方

火災保険を適用する

水漏れが原因で生じた損害が火災保険の適用範囲内にある場合、その保険を使って修理費用を賄うことができます。契約内容をチェックし、必要な手続きを行いましょう。

一般的に「火災保険」というと火事によるダメージを連想しますが、実は水漏れによる建物や家具の損傷にも適用されることがあります。

 

ただし、保険が適用されるのは修理作業そのものではなく、水漏れによって生じた壁、床、家財などの損害です。とくに賃貸住宅では、火災保険の年間契約の更新が必要です。

更新を忘れると、保険の利益を受けられなくなるため、毎年の更新は欠かせません。保険を更新し忘れないよう、定期的な支払いを心がけましょう。

物件の管理会社やオーナーに連絡する

賃貸物件で故障の落ち度が自分にない場合、管理会社が修理費用を負担してくれることがあります。水漏れなどの水回りトラブルは、使用と共に避けられない劣化が原因で起こることが多いです。

賃貸住宅では、これらの設備は大家が所有しており、入居者の責任でない限り、修理の義務は大家にあります。

 

ですので、賃貸で水漏れが発生した際には、速やかに大家や管理会社に報告し、対応を依頼するのが適切な手順です。自ら修理業者を手配してしまうと、その費用を自己負担しなければならない状況になることもあります。

これは、大家が指定の修理業者と契約している場合があるためです。さらに、自分で選んだ業者が不適切な修理を行った場合、それが後のトラブルに繋がるリスクもあります。

 

関連記事<<マンションの水漏れ!原因、対処法、修理費用を解説

水漏れの早期発見と応急処置に努める

水漏れは家庭内で発生する緊急事態の一つであり、迅速な対応が不可欠です。そのままにしておくと、建築物のダメージやカビの発生、水道料金の増加といった問題を引き起こす可能性があるためです。

予期せぬトラブルを避けるためには、水漏れを早期に検出し、即座に応急措置を施すことが非常に大切です。水漏れのサインを見落とさないためにも、定期的に水回りを検査することが推奨されます。

 

蛇口のまわり、配管の接続部分、トイレのタンクなど、水の流れる箇所はとくに注意が必要です。

水漏れが始まる初期には、配管から微かな音がすることもありますので、そういった細かな変化に敏感になり、発見次第すぐに原因を究明し、対応することが重要です。

【箇所別】水漏れの応急処置のやり方

修理に取りかかる前に、まずは自分で直せる程度の水漏れかどうかをチェックしましょう。
水漏れを発見した際には、まず症状を確認し、軽度の場合は以下の応急処置を試みることができます。重度の場合に無理に対応すると被害が悪化するので、無理せず業者に依頼しましょう。

蛇口まわり

水漏れが蛇口から発生している場合、最初に行うべきは家の主要な水栓を締めて水流を止めることです。

これにより、蛇口への水の供給が停止されます。主水栓は通常、時計回りに回して閉じることができます。

修理作業を行う際には、この水栓を閉じることを忘れないようにしてください。もし止水栓を閉じることを忘れてしまうと、蛇口の部品を取り外した時に水が噴出してしまう可能性があります。

一時的な水漏れの対処が必要な場合は、止水栓を閉じるだけで対応することができます。

 

しかし、主水栓が硬くて動かない時は、無理に開けようとすると故障を引き起こす恐れがあるため、プロの修理業者に相談することをお勧めします。

水の供給を止めた後は、蛇口のパッキン交換などの部品の修理に移ります。パッキンの交換作業は、ドライバーやプライヤーを用いて行われることが多いので、これらの基本的な工具があれば自分で修理することも可能です。

キッチンシンク下

シンク下で発生する水漏れには、まず漏れ出る水をバケツや適切な容器で受け止め、追加の水被害を防止することが先決です。

次に、配管の接続部分をしっかりと締め直すか、もし亀裂が見つかれば、専用テープで一時的に補修することができます。水漏れの原因は大きく分けて「給水管・給湯管の漏れ」と「排水管の漏れ」の二つです。

どちらからの漏れかを特定した上で、給水管や給湯管が原因であれば、修理作業に入る前に家の主水栓を閉めることが大事です。

シンク下に個別の止水栓がある場合はそちらを、なければ全体の元栓を閉めてください。

 

その後、漏れている部位の部品を交換します。接続部分からの漏水であれば、ナットを取り外し新しいパッキンに取り替えます。止水栓からの漏れの場合も、止水栓を取り外してパッキンを交換することになります。

一方で、排水管の漏れの際は止水栓を閉める必要はありません。排水トラップの接続部分が漏れていることが多いため、ナットを緩めてトラップを取り外し、新しいパッキンに交換後、元に戻して漏れが止まるかを確認します。

 

床からの水漏れが見られる場合は、漏れではなく排水管の詰まりによる逆流の可能性があるため、詰まりを解消する措置が必要です。

洗面台下の水漏れ

洗面台下で水漏れを発見した際には、まず止水栓を締めて水の流れを止めることが大切です。キャビネット内部にある給水管や給湯管の止水栓を見つけてください。

もし配管が洗面台の裏側に配置されている場合は、家の主水栓を閉じることで対応します。水の供給を遮断したら、水漏れの原因となっている部分の修理に取り掛かります。

 

止水栓から水が漏れているなら、そのパッキンを新しいものに交換することで問題を解決できることが多いです。ナットを緩めて止水栓を取り外し、使用済みのパッキンを新しいものに交換します。

排水管や排水トラップからの水漏れの場合にも、接続部のパッキン交換が必要になります。交換する際には、適切なサイズと形状のパッキンを選ぶことが不可欠です。

正しいパッキンを使うことで、水漏れを確実に防止し、長期的な解決につながります。

トイレの水漏れ

トイレからの水漏れはさまざまな原因によって起こります。便器の基部から水がにじみ出ている場合、大抵は自分での修理が難しいですが、結露が原因であることもありますので、最初に水気を拭き取り、その後の状態を見守ることが推奨されます。

トイレタンクからの漏水は、たいていボールタップ、ゴムフロート、オーバーフロー管の不具合によるものです。

 

便器への持続的な水の流出も、これらタンクの内部部品の故障が原因であり、部品の交換により修理が可能です。ゴムフロートはチェーンを新しくするだけで直せるため、自分で修理するのは容易です。

また、ボールタップを交換する作業も、適切な工具があれば自分で可能です。

しかし、オーバーフロー管に損傷がある場合は、より専門的な技術が求められるため、自分での修理は控えたほうが賢明です。

浴室の水漏れ

浴室内で水漏れを発見した場合、タイルの隙間からのものであれば、適切なシーリング剤を用いて一時的な対策が可能です。配管からの水漏れが疑われる場合には、その修理は専門知識を持つプロフェッショナルに任せるのが賢明です。

お風呂の蛇口には「ハンドル式」と「レバー式」の二つの主要なタイプがあります。

ハンドル式の場合、水漏れは通常、内部パッキンの劣化が原因であり、マイナスドライバーでハンドルのカバーを取り外し、プラスドライバーでネジを緩めることでパッキンを交換し、問題を解決できます。

レバー式蛇口の水漏れは、切り替えユニットの交換が必要となることがあり、取扱説明書に従って自分で修理することも可能ですが、複雑な作業のため専門家に依頼することをお勧めします。

 

とくにレバー式やサーモスタット式の蛇口は、専門技術が求められます。シャワーの水漏れについては、シャワーヘッドそのものが原因であれば交換が解決策となります。

シャワーヘッドとホースの接続部分が問題なら、パッキンを新しいものに替えることで修理が可能です。ホースが老朽化している場合には、新しいホースに交換することが推奨されます。

これらの修理は、接続部のナットを手で緩めるだけで簡単に行えるため、自宅での対応が可能です。

給湯器の水漏れ

給湯器からの水漏れを発見した場合は、直ちにメーカーまたは修理の専門業者に連絡することが重要です。自分での修理はリスクが高く、特殊な部品の取り扱いや専門的な資格が必要な作業が伴うため、避けるべきです。

具体的には、「液化石油ガス設備士」「ガス機器設置スペシャリスト」「簡易内管施工士」「給水装置工事主任技術者」などの資格が求められることがあります。

自己修理によるリスクを避け、安全を確保するためにも、給湯器の水漏れはプロの手に委ねるのが最善です。

水漏れを未然に防ぐには?

 

蛇口を強くしめすぎない

蛇口を過度に強く締める行為は、内部のパッキンへの過剰な圧力を引き起こし、その結果、早期の劣化や変形を招き、水漏れの原因となることがあります。

蛇口の閉め方には注意が必要で、水の流れが止まったら、それ以上の力を加えないよう心がけましょう。

 

適度な力で蛇口を閉めることが、その耐久性を保つ秘訣です。

蛇口をしっかり閉めても水漏れが続く場合は、パッキンが老朽化している可能性が高いため、修理のプロに依頼するか、自分でパッキン交換を検討してください。

一度に大量の水を流しすぎない

排水管の寿命を延ばすためには、一度に多量の水を流すのを避けることが大切です。とくに、大きな物を排水する際は慎重になることが求められます。

一度に多くの水を流すと、水圧が高まり排水管に負担をかけ、早期の摩耗を引き起こす可能性があります。

そのため、水の使用量には注意し、排水管を守るための配慮が必要です。

定期的に水道設備を点検する

水道設備は定期的に点検し、耐用年数を超えていたら、こまめに掃除や確認をすることで、水漏れのリスクを減らすことができます。

水漏れや排水管の詰まりを防ぐためには、定期的な清掃が効果的です。

また、ネジの緩みがないかチェックし、パッキンが劣化していれば新しいものに交換することが重要です。

凍結対策を講じる

水道管の凍結は、冬季に水漏れを引き起こす主な原因の一つです。寒冷地ではとくに、凍結による配管の破損を防ぐための対策が不可欠です。

配管を適切な断熱材で包むことで、厳しい寒さから保護し、水の凍結を未然に防ぐことができます。また、室内温度を適度に保つことで、配管の凍結リスクを低減できます。

 

とくに、夜間や家を空ける際には室温が大幅に下がらないようにすること、そして蛇口を少し開けておくことで水の循環を促し、凍結を防ぐことが推奨されます。

さらに、定期的な配管チェックを行い、細かな亀裂やダメージがないかを確認することも、水漏れ防止のためには欠かせません。

これらの対策を講じることで、冬の寒さによる水漏れリスクを効果的に減らすことができます。

水漏れ修理のコストを抑える最善策

家庭で起こり得るトラブルの中でも、水漏れはとくに注意が必要です。本記事で紹介した水漏れの修理費用の目安を参考に、信頼できる業者の選定と予防策を講じることで、水漏れが発生しても落ち着いて対応できるようになります。

さらに、自分で行える緊急措置を覚えておくことで、損害を最小化できます。

 

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北村 貴志

はじめまして!ジュゲム水道 代表の北村です。
水道業界にて13年以上、日本中の様々なお客様へサービスを年間約900件・累計10,000件以上提供させていただきました。
そして、より多くのお客様に喜んでいただきたい思いからジュゲム水道を創業。

事前に分かりやすく説明する事をモットーとしており、ご満足・ご安心いただけるサービスを提供しております。

『お客様の困った』を解決ができる会社を目指すべく、日々精進してまいります。


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