マンションの水漏れ!原因、対処法、修理費用を解説
マンションでは、専有部分から水漏れする場合が多いです。マンションで水漏れが起こったときの原因と水漏れへの対処法や修理費用についてご紹介します。
マンションにお住まいの方で水漏れを心配されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
マンションで起こりうる水漏れとは?
マンションで起こりうる水漏れは、主に人為的な過失によるものと、配管の故障などによるものに分けられます。
人為的な過失としては、洗濯機のホースが外れ水浸しになった、防水されていない玄関やトイレを水洗いしたため水漏れした、台所で油を流したため排水管がつまり水漏れしたなど、原因となった部屋での不適切な行為が挙げられます。
経年劣化により給水管、排水管、給湯管で腐食や劣化により水漏れしたり、手抜き工事による施工不良の水漏れがあります。原因の特定に時間がかかってしまい被害が拡大してしまう場合があります。
水漏れの原因の大半は専有部分
水漏れの原因の大半は、専有部分で起こっています。
専有部分では、さまざまな所で水漏れが起こる可能性がありますが、特に多いのが給湯管です。
給湯管の不具合について詳しく解説します。
最も多い原因は給湯管の不具合
水漏れの最も多い原因は、給湯管の不具合です。
「マンションみらい価格研究所 Report 49」の調査によると、1年間の漏水事故原因で最も多い結果となっています。
古いマンションでは、給湯管に銅管が使用されている場合があり、経年劣化により給湯管に穴(ピンホール)が開く場合があります。そこから出た水が下階住戸の天井に染み出ていく場合が多いです。そのため下階で水が漏れてきた箇所のすぐ真上が、原因箇所とは限りません。
給湯管を測定して減圧があれば、穴が原因だろうと予測し修理を行いますが、不具合箇所を特定するのに時間がかかるため、復旧まで相当時間がかかります。
場所別の主な水漏れ原因
次に、主な水漏れ原因を場所ごとに解説していきます。
キッチン
キッチンの水漏れは、排水管のつまりが原因となることが多いです。
キッチンの排水管は、食品かすや油などを流していることで汚れがこびりつき、つまりが生じます。排水管がつまったまま水を流すと、水が逆流して接合部から漏れてしまいます。
また、蛇口の故障や、パッキング等の不具合、給水管の破損による水漏れもあります。
シンク下の収納に物を入れる際の衝撃で破損してしまうこともあるため、シンクの下に収納する際は注意が必要です。
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トイレ
トイレの水漏れは、トイレのつまりにより、便器内に溜めきれなくなった汚水が溢れてしまうことが主な原因に挙げられます。
また、トイレの給水設備の劣化・破損が原因の場合や、トイレ本体や部品の劣化により水漏れが起こることもあります。
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洗面所・浴室
洗面所・浴室の水漏れの主な原因は、洗面台排水管のつまり、劣化が挙げられます。浴室の排水管がつまることで、浴室の外にまで水漏れを引き起こしてしまうことがあります。
また、洗濯機の給水ホースや排水ホースが破損したり、抜けたりすることで、多量に水漏れを起こす場合もあります。
洗濯機の排水口は汚れが溜まっていることに気づきにくく、それにより洗濯パンから水があふれるおそれがあるため、注意が必要です。
玄関・ベランダ
玄関は、一般的に防水加工されていないところが多いです。そのため、水を使った掃除が禁止となっている場合があります。誤って水を使用して清掃すると、水漏れを起こしてしまうおそれがあります。
ベランダは、排水管のつまりにより水漏れを起こす場合があります。また、ベランダは経年劣化でコンクリートにひび割れが起こりやすくなっています。ひび割れたところから雨水が染み込んで階下に水が溜まり、水漏れを起こすことがあります。
共用部の配管
マンションは専有部と共用部に分かれています。それぞれ管理者が定められており、共用部は管理会社、専有部は入居者が管理者となります。
共用部の配管の劣化が原因で水漏れが起こった場合は、基本的に管理会社の責任となるため、管理会社の責任で修理をおこないます。
マンションで水漏れが起こったときの対処法
マンションで水漏れが起こったとき、被害を拡大させないための対処法を4つご紹介します。
自分が水漏れを起こした場合
すぐに管理会社に連絡し水漏れが起こったことを伝えましょう。管理会社に水漏れの状況を説明すれば、修理業者や水漏れ対応のアドバイスをもらえる場合があります。
夜間・休日の場合は、管理会社に連絡がつかない場合があります。慌てないように緊急連絡先を事前に調べておきましょう。
連絡した後は、被害を拡大させないため、自分でできることは全て行いましょう。たとえば、排水管や排水口がつまっていないか、蛇口から水が漏れていないか、配管のつなぎ目から漏れていないかなど、確認できるところは全て確認しましょう。
原因が分からないときは、止水栓や元栓を閉じて水漏れを止めましょう。
漏れた水をタオルなどでふき取ってください。
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天井から水が滴り落ちてきたとき
天井からの水漏れは、マンションの共用設備による場合と、上の階による場合があります。どちらで起きているかは、すぐに分からないこともあります。管理会社に連絡して、水漏れの状況を伝えれば、適切なアドバイスを受けられるでしょう。
水漏れの状況写真を撮っておこう
水漏れは、すぐに原因が分からない場合が多くあります。最初に発見した水漏れの状況やしばらくしてからの状況など、写真を撮っておいてください。いろんな角度から水漏れ状況を残しておいてください。水漏れの修理が完了した後、責任の所在を特定するのに利用します。
休日・夜間のため、すぐに管理会社に連絡が取れない場合など、時間がたてば水漏れ状況が変わってしまっている場合があります。水漏れが起こった直後の写真が修理等に役に立ちます。
必ず写真を残しておいてください。
水漏れしたときに必要な3つの連絡先
水漏れしたときに必要な3つの連絡先があります。
- マンションの管理会社
マンションの管理会社に連絡をして、水漏れの状況について説明しましょう。
休日・夜間に連絡がつかないときのため、管理会社の緊急連絡先を事前に調べておきましょう。
- 専門業者
水道や電気を修理する専門業者に連絡して、状況を確認してもらうことが大切です。プロの目線で水漏れの原因を分析・特定してもらいましょう。
無料で修理見積してもらえる業者もあります。相談してみてください。
- 保険会社
水漏れは予想以上に、大きな被害をもたらすリスクがあります。
保険の種類で、補償される箇所が違いますので、加入されている保険会社に相談しましょう。
マンションの水漏れ修理にいくらかかる?
マンションの水漏れ修理にいくらかかるのか。業者に依頼した時の費用の相場と修理費用の負担について紹介します。
業者に依頼したときに費用相場
水漏れ修理を業者に依頼した場合、一般的には基本料金+作業料金(工事費)+部品費用がそれぞれかかります。また、業者によっては見積もり料金や出張料金、修理をする時間帯によっては深夜・早朝割増料金や延長料金がかかる場合もあります。適正な料金で修理をしてもらうためには、複数の業者から見積りを取って比較してください。
あらかじめ修理費用の相場を知っておくことで業者とのトラブルを防ぐことができます。
水漏れの原因が、蛇口まわり、排水管の劣化、トイレ周りの水漏れなどであれば、数万円で修理できます。下の階まで被害が及ぶと100万円を超えることがあります。複数の業者から見積りを取るようにしてください。
関連記事<<水漏れの修理費用の相場とは?業者の選び方も紹介
そもそも誰が修理費用を負担する?
水漏れ費用の負担は、原因が共用部分か専有部分かで修理負担が異なります。
調査の結果、共用部分から水漏れを起こしている場合は、管理組合の負担で修理を行います。
専有部分を通っている給水管、排水管、給湯管から水漏れが起こっている場合、洗濯機から排水ホースが外れ水漏れが起こっている場合、蛇口から水が漏れている場合などは、その部屋の所有者(使用者)が修理負担します。
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マンションの水漏れ予防にできる対策
万が一のために、保険に加入しておくことをおすすめします。
マンションの管理会社で加入する火災保険に加えて、個人で加入する火災保険も適用される場合があります。入居時にあらかじめ保険について確認しておきましょう。
自分で水漏れが確認できる所は、確認しましょう。
たとえば、排水口の水の流れはいつもと同じか、何かボコボコと音がし始めたりしていないか、シンク下の配管部分に水滴がないか、洗濯機のパンに水が溜まった形跡がないかなど、自分自身で調べられることが多くあります。
また、水道料金が極端に高くなっていないかなど。水漏れの判断に利用できます。
何か自分で判断できないことがあれば、水道業者等に相談してください。
マンションの水漏れ対策
水漏れは、発見までのスピードと対処により、被害額や、責任の所在が大きく変化します。マンションで起こりうる水漏れのうち、大半は専有部分での水漏れが多く挙げられます。
本記事では、専有部分の水漏れが起こりやすい箇所とその原因、対処法と対策をご紹介してきました。
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監修者
北村 貴志
はじめまして!ジュゲム水道 代表の北村です。
水道業界にて13年以上、日本中の様々なお客様へサービスを年間約900件・累計10,000件以上提供させていただきました。
そして、より多くのお客様に喜んでいただきたい思いからジュゲム水道を創業。
事前に分かりやすく説明する事をモットーとしており、ご満足・ご安心いただけるサービスを提供しております。
『お客様の困った』を解決ができる会社を目指すべく、日々精進してまいります。